【個人的意見】洗脳という言葉が嫌い
タイトルにもある通り
『洗脳』という言葉が嫌いです。
『洗脳』自体が良いか悪いかは置いておいて
私自身が『洗脳』という言葉を嫌っているだけです。
具体的には
他者が自分の意のままにならなかったり
自分の予定と違う行動をしたり
自分と違う考えを持っている時に
人は、『洗脳』という言葉を使うと考えます。
本来の『洗脳』状態がどのようなものかは
私は知りませんが
恐らく、自分自身で考えることなく
他者の意見に躊躇なく従う状態
の事を、『洗脳』と表現すると思います。
しかし、世間では
他の人と違う考えを持っているだけで
『洗脳』と揶揄されることがあるのです。
人間に限らず
必ず誰かの影響を受けて成長すると考えています。
身近な所だと
日本語の使い方
誰の影響も受けずに
あなたは日本語で表現を行っていますか？
言葉の選択やニュアンス
イントネーションや言い回し
必ず、誰かの影響を受けている筈です。
他人の影響を受けて成長する事は
至極当然の事なのです。
なのに、なぜか
社会に出て、自分の意見を披露して
その意見が、他人と違う場合は
『洗脳』される
とか
『洗脳』されている
と、揶揄されます。
特に新しい自分の意見を
多くの人に広めようとすればするほど
『洗脳』されるから気を付けて
と、若干の村八分にされる傾向にあると感じます。
なぜ、こんな事が起こるのか？
個人的な意見ですが
全ての人が、生まれてから培ってきた
思考や思想は、その人にとって
絶対的な正解であり正論だと思う。
逆説的に表現するならば
その人の思考や思想を否定する事は
その人の人生の否定になる。
だから、人々は
自分の思考や思想を否定したくないため
自分と違う意見を拒絶したくなるんです。
だから、自分と違う意見が出た時に
『洗脳』という言葉を用いて
自分を守ろうとするんです。
でも、それじゃあダメだと私は考えます。
『洗脳』という壁を作って
新しい意見や考え方を拒絶する事で
人の成長は止まります。
子供の頃はどうでしたか？
他人の意見に対して
拒絶から入りましたか？
多くの人は、他人の意見を
素直に聞き入れたと思います。
その上で、失敗や成功を繰り返し
時には、痛い思いをした人も
少なくないでしょう。
それでも、そうやって
成長してきたはずです。
でも、大人になり
『洗脳』という言葉を覚えると
他人の意見を『洗脳』という言葉で
拒絶しはじめます。
そして、自分の殻に閉じこもり
仲間内で傷の舐め合いを行い
一切成長することなく
他人の否定や愚痴を言って人生を終えるのです。
他人の意見や考え方が
どれだけ、自分を成長させてくれるのか？
その事を、忘れてしまっているんです。
自分と違う意見がどれほど貴重なものか？
考えた事はあるだろうか？
他人の意見を否定する事は
非常に簡単だ。
ただ、「違う！」と言えば良いだけなのだから。
他人の意見を受け入れる事は
非常に難しい。
でも、他人の意見が理解できる人は
非常に器の大きな存在であり
尊敬に値する人間だと思う。
もう、『洗脳』という言葉で
他人を否定するのはやめませんか？
どうせなら
他人の意見を吸収して
大きな器の人間になりませんか？
自分の殻に閉じこもるのは
もうやめよう。
他人の意見に耳を傾けた時
初めて、新しい世界が開けます。
自分の成長が止まるから
私は『洗脳』という言葉が嫌いです。
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